京都の書店には、必ずと言っていいほど京都本の特集コーナーがあります。
そのくらい京都は魅力に溢れた街で、たくさんの本が出版されているのですよね。
この記事では、京都が好き過ぎて京都に移住してしまった私の、お気に入りの5冊の京都本をご紹介したいと思います。
ガイドブックにはない京都にハマるおすすめ5冊
とにかくたくさんの京都本があり、情報もどんどん新しくなっていますが、出版年に関係なくおすすめの本をピックアップしてみました。
- 京都おでかけ帖/甲斐みのり著
- 京都でのんびり/小林由枝著
- 京都で寺カフェ/早川茉莉著
- 京都 カフェと洋館アパートメントの銀色物語/川口葉子著
- 京都さくら探訪/ナカムラユキ著
それでは1つずつご紹介していきます。
京都おでかけ帖/甲斐みのり著
京都の本をたくさん出版されている甲斐みのりさんの元祖京都本『京都おでかけ帖』です。
私が京都にハマったのは、この本がきっかけでした。
乙女チックな文章の中に、結構マニアックな京都が潜んでいるので、すみずみまで読んで楽しめます。
そして、なんといってもノスタルジック。
今は無くなってしまったカフェの看板とか、リニューアル前の京都タワーの中の様子とか。
京都育ちではない人が一時期過ごした京都を振り返る文章というのは、一番京都に対しての熱を感じます。
京都でのんびり/小林由枝著
『京都でのんびり』は、京都で生まれ育った小林由枝さんの本です。
イラストレーターの方なので、優しいイラストがたくさん入っていて素敵な本です。
そして、京都を見る目がやはりアーティストらしく、心地よい場所をたくさん紹介してくれています。
観光であちこち移動するというよりは、一つのエリアをじっくりとお散歩するといった形の本なので、何度も京都に来ている人にもおすすめです。
ところどころにあるコラムも読みごたえがあって、節分の過ごし方など、季節ごとの京都の習わしがわかります。
続編の『京都でてくてく』もあって、2冊とも今でも私のお散歩のバイブルです。
京都で寺カフェ/早川茉莉著
拝観すると、抹茶と和菓子をいただけるお寺はたくさんありますよね。
『京都で寺カフェ』は、京都でそのような過ごし方のできる、居心地の良いお寺を紹介している本です。
私はこの本を読んでから、お寺のイメージが変わり、お寺で過ごすことが好きになりました。
お寺のお庭を眺めながら過ごしていると、疲れや心のざわざわが消えてリフレッシュできます。
エッセイも盛りだくさんの本で、1つのお寺からたくさんのイメージが膨らむような、お寺という場所の枠が拡がるような本です。
京都 カフェと洋館アパートメントの銀色物語/川口葉子著
著者の川口葉子さんは、カフェに関する本をたくさん出されていて、京都のカフェについての本も多いです。
でも、この本はちょっと不思議な本です。
なぜなら、不思議な魅力に包まれた、北白川の「銀月アパート」の話を主軸に書かれているから。
銀月アパートは『鴨川ホルモー』などの映画の撮影にも使われていますし、桜のちょっとした名所でもあり、結構有名になっているかと思います。
築100年以上の今にも崩れそうな、でも確かに「生きている」という感じのする、不思議なアパート。
そして銀月アパートをめぐる、著者の川口葉子さんのちょっと不思議な体験。
もちろん京都のカフェについても色々紹介されていて、どれも魅力的です。
読むとまるで、銀月アパートと京都に呼ばれているような気持ちになって、私も京都に移住してしまったのかもしれません。
京都さくら探訪/ナカムラユキ著
ナカムラユキさんの京都の本はどれも素敵ですが、なかでも桜の風景が美しい『京都さくら探訪』はお気に入りです。
川沿いの桜、窓枠の向こうの桜。
いわゆる桜の名所だけでなく、色々な桜の風景を京都で見たいと思わせてくれる本です。
実際、京都に住んでいると、あえて名所に行かなくても春はそこらじゅう美しい桜が咲くといった印象です。
自分だけの「桜の風景」が出来上がっていくような気がします。
この本の中にも、きっとお気に入りの風景が見つかると思いますよ。
まとめ
ガイドブックにはない京都にハマる、おすすめの京都本5冊をご紹介しました。
まだまだおすすめしたい京都本はたくさんあるので、また機会を見て書きたいと思います。
こちらの記事を参考に、ぜひお気に入りの京都本を見つけていただけたら幸いです。
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